アクタスのパートナーが「圧倒的なプロ」と認める人と
「プロフェッショナルとは、どういう志の持ち主なのか?」「プロの中で抜きん出るプロになるには?」などをテーマに対談。
圧倒的なプロフェッショナルになるためのヒントが満載です。
第3回はプロを育てるパートナーのふたりに「成長するための姿勢と教える姿勢」と
「圧倒的なプロと組織の魅力」について紐解いてもらいました。

Vol.03

  • 中島 朋之
  • 勢〆 健一
中島 朋之×勢〆 健一
中島 朋之 Profile
なかじま・ともゆき アクタス税理士法人社員 税理士、行政書士、CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。赤坂事務所の税務コンサル5部の責任者。資産税のエキスパートであり、アクタスの相続税のパイオニア。数々の講演実績や著作多数。お客様からいただく報酬の重みを大切に、わかりやすいサービスを心がけつつ、大学院での法律研究を糧に攻めの法解釈で常に最善策を提案。アクタス内でも厳しくも手厚い人材育成には定評がある。
勢〆 健一 Profile
せしめ・けんいち アクタス税理士法人社員 税理士。荒川事務所の責任者。(株)産業再生機構での経験から企業再生サービスを牽引。また、立川事務所を責任者として立ち上げ、軌道に乗せる。さらに公会計サービスを立ち上げるなどアクタスの新領域を次々と開拓し結果を出してきた。現在、荒川事務所としてお客様へ税務の枠にとらわれない経営支援の強化を図る。どんなに業務が集中してもぶれない強さは社内でも一目置かれる存在。

成長するための姿勢と教える姿勢

勢〆中島さんは私が産業再生機構に行っていた時期に入社されて、その後も私は立川事務所だったりしたので、スポットでしか一緒に仕事はしていないんですよね。

中島そうですね。でも勢〆さんのことはよくまわりとあのメンタルの強さはすごい、という話になるんです。業務が集中する時期に新たな依頼が舞い込んでも一切動じず、常にフラットに仕事をされる姿をみんな見ているので。

勢〆ありがとうございます。でも心の中ではとても焦っているんですよ(笑)。

中島弁護士や金融などの屈指のプロが集まる産業再生機構へ行ったり、立川事務所を設立し軌道に乗せて、今度は荒川事務所を率いている。環境が変わる中できちんと結果を出されて。ご苦労があったはずなのに微塵も感じさせない。もし自分だったら相当不安だろうなと。

勢〆いやいや(笑)。実は高校時代、野球で挫折を味わったので、そこからですね。諦めないでやるとか、初めてのことでもできないと言わないとか。やらないよりやって失敗したほうがいいと。それが今に活きているのかもしれないですね。でも、人の成長のために厳しく手厚く伝え続けている中島さんは、私にはないものを持っているなぁと。

中島いやぁ、やっぱりメンバーには成長してほしいという、その想いが厳しさに現れてしまっているんですね。学生時代などみんなが楽しく遊んでいる時間を税理士の勉強に捧げてきて、それで税理士として活躍できなかったら後悔すると思うんです。だったら覚悟を決めて、とことんやれば明るい未来が待っているんだ、と常日頃から伝えようと思っていて。

勢〆それはその通りだと思いますね。間違っていない。正しいことだと思います。私の持論になりますが、成長には機会や場を提供してあげることですね。あとはそれをどう活かすかは本人次第。昔はみんな同じレベルにしなきゃと思っていましたが、得意分野は違っていてもいい。アクタスは組織なのでいろんな仕事がありますから役割分担すればいい。その人が活躍できる場をうまく見つけていくのが、私の仕事かなと最近は思っています。

中島そうですね。向き不向きはありますし、そこをお互いに補えるのがアクタスかなと思っています。一方で、自分が新卒で入ってからを振り返ると、先輩から盗んできたことが多かったなと。表現方法であったり、色々な角度からの指摘など。満足していただいているときはお客様が笑顔になるんです。そういう瞬間を間近で見ながら自分の経験として増やしていって、同じことをやることで自分に身につけ、経験をできるだけ積んできたつもりです。

勢〆盗む側の努力。そこはプロとして大きな分かれ目なのかもしれないですね。

中島盗む技術は必要かなと。プロスポーツ選手もそうですよね。型や練習方法など早く成長するにはプロを真似る。その点、アクタスはお客様に満足いただいているいろんなプロがいるので、彼らのいいところだけを盗んでいったら合格点が最短で取れるんじゃないかと。

勢〆いかに成長したいと強く思うか、ですよね。効率よく成長したいと考えている人が多いと思うのですが、私は非効率の上に効率があると思っています。非効率なことを行っているともっと効率的な方法がないかなと考えたり調べたりしますよね。それが成長につながっていくと思うんです。まずは非効率でも自分でやってみるところから始めてみる。失敗しても焦らずに一歩一歩進んでいけば良いんじゃないでしょうか。それと教える側が気を付けるべき点は、私が税務を始めた20年前と今では質も難易度もまったく異なること。今の方が断然難しく、覚えるのも3倍の時間がかかる。そのスピード感を教える側が気づいてあげないといけないとは思いますね。

対談:圧倒的なプロとは

圧倒的なプロと組織の魅力とは?

中島いろんな挑戦をされてきた勢〆さんがこだわってきたことって何ですか?

勢〆やっぱり税理士という枠にとらわれず、時代時代で新しいビジネスチャンスを捉えていくことですね。でもこれも自分ではなく、アクタスだったからできたのでしょうね。中島さんは入社の頃から資産税に興味をもって今も貫かれてエキスパートになっていますよね。

中島はい。やっぱり個人が得られる情報って限られているので、少しでも私がお役に立てればいいなと思って。それといただくお金は、自分が出す立場になったらどれほどの重みなのかを強く意識して、親身になってより良い提案をするよう、こだわってきました。でもアクタスに入った当初は法人が中心で個人の相続税はほぼなし(笑)。

勢〆相続税サービスは中島さんが入ったあとからですね。高齢化社会を見据えて始まり、経験のないところから中島さんたちが開拓し始めた。

中島そうですね。結果的にいま資産税を多くやっていますが、私ももともとはいろんな税務を経験してきたオールラウンダーで。アクタスの多くはオールラウンダーですね。

勢〆お客様の状況や困りごとに対応していくと必然的にそうなりますね。どんどん対応すべき業務や税務の知識、経験が広がっていってみんなオールラウンダーになっていく。

中島そういった中で、勢〆さんはどんな人が圧倒的なプロだと見ていますか?

勢〆うーん、私はまずお客様の前に立った瞬間にプロじゃなきゃいけないと思っているんです。報酬をいただいている限り知識や経験は関係なく、覚悟をもってお客様に対峙する。

中島お客様から感謝されて報酬をいただけるどうかは、プロの入り口ですよね。

勢〆はい。さらに抜きん出るという意味では、社内から信頼されている人。

中島それは社内のいろんなプロたちから、という意味で。

勢〆そうです。お客様への対応しかり、人材育成やマネジメントなど、社内で常に見られているわけで、そうしたことが評価され信頼されるというのは相当ハードルが高いですよね。社内の同業のみんなから認められている人は、圧倒的なプロだと感じています。

中島それはたしかに。私が考えているのはお客様視点で言えば、まず依頼事項で100点出すのが普通のプロ。そして依頼される前に何を求めているのかを読み取って、サービスを提案して解決する。一歩先を読むことができる人が抜きん出たプロなのかなと思っています。自分がお客様だったら、経営者だったら、こういうことしたいんだろうなと読む。

勢〆そこがわかるようになるには、経験と時間が必要ですね。

中島数年では難しいですよね。私がずっとアクタスにいるのは、マネジメント職になって人事を経験したり、経営視点が持てるようになるためで。だから昇進をあきらめちゃいけないと考えていました。そうやってようやく経営者と同じ目線や共感できる部分が増えてきて、より信頼も得られるのではと思っていました。

勢〆中島さんが言うとおり、経営とかに目線を置いてゴールを設けず、どんどん高みを目指していくことが圧倒的なプロになるために必要な条件かもしれないですね。

中島やっぱり貪欲に経験を積むに勝るものないかなと思っています。それは仕事に限らず、社会や経済の仕組み、文化、歴史、テクノロジーなどなんでも吸収しよう、趣味などを通じて人生経験を豊かにしようという姿勢が欠かせないかなと。

勢〆そういった点ではアクタスには得意分野や趣味、人生の背景が異なるいろんな人がいて、社内コミュニケーションによって一人ではできない経験や体験を補って広げることができる。それができるのはやはり大きな組織の魅力です。

中島助け合いながら、競争もしあえる。それも組織に所属しているからこそですね。

勢〆やりたいことが自由にできるのも、やっぱりアクタスという組織だからです。

対談:圧倒的なプロとは