アクタスのパートナーが「圧倒的なプロ」と認める人と「プロの中で抜きん出るプロになるには?」をテーマに対談。
圧倒的なプロフェッショナルになるためのヒントが満載です。
第5回はアクタスの新領域を切り拓いてきた最年少パートナーと
組織づくりのプロに「プロと組織の活かし方」を中心に語ってもらいました。

Vol.05

  • 松澤 隆志
  • 丸山 貴弘
松澤 隆志×丸山 貴弘
松澤 隆志 Profile
まつざわ・たかし アクタス社会保険労務士法人 代表社員 特定社会保険労務士。アクタスHRコンサルティング株式会社 代表取締役。大手生保の本部から専門性を身に付けるためにアクタスの前身の事務所へ。社労士取得後、真にお客さまへ寄り添うため、現場を知ろうと事業会社の人事へ転職し、人事労務からPMIまでをやり切り、2019年にパートナーとしてアクタスに戻る。以来、自らコンサル業務を担いながら、自発的な組織づくりを目指して支援役に徹してきた。アクタスHRコンサルティングを立ち上げ、サービスを拡充。
丸山 貴弘 Profile
まるやま・たかひろ アクタス税理士法人社員 税理士 中小企業診断士。大手メーカーからコンサルタントを志してアクタスへ。中堅~大企業を中心に多種多様な分野を経験する中で、医療業界、公会計、再生可能エネルギー業界、M&Aなどアクタスにとっての新領域を次々と開拓する。同時にアクタスの人材採用、人事評価制度、組織改革にも注力。2022年、37歳でパートナーに昇進し、税務の2部門を率いる。現在、自分のこれまでの強みを最大に活かせるM&Aアドバイザリーサービスをアクタスグループ全体として再構築し、お客さまへ積極展開中。

相手のために、自分を組織を磨き続ける。

丸山今日の対談のために先日一緒に飲みに行ったのにまったく違う話で盛り上がって。

松澤じゃあ帰りますか、と。

丸山結局、すり合わせができなかった(笑)。

松澤いい機会だからとスタッフみんなも集まったから。

丸山ですね。でも、メンバーとのフラットな姿を見て、松澤さんは本当に組織づくりのプロなんだなって感じました。

松澤え、そうかな? やっぱり自分ってすごいのかも(笑)。いや、冗談です。

丸山笑。我々のような士業って、一人の秀でた先生が引っ張っていく組織形態が典型的だと思うんです。でも松澤さんは真逆のアプローチで、メンバーやマネジメント層が自発的に行動している。そういう空気が創出されているんです。

松澤やばい、嬉しさが漏れ出してしまう(笑)。

丸山拭きましょうか(笑)。

松澤笑。冗談はさておき、やっぱり僕らは専門家集団で、一人ひとりがプロとして力を持っているから、みんなにその力を最大化してもらうのが僕の役割だと思っていて。どういう仕掛けや仕組み、雰囲気をつくれば、個人の力が最大化できて、かつ連携して付加価値を創出できる組織になるかをいつも意識していますね。

丸山そこですよね。これは僕がアクタスのパートナーに就任した理由にもなるんですが、理想とする高いサービスレベルはもはや自分一人では到底なしえないんです。やはりみんなの力、プロフェッショナルがチームになって能力を集結することによって理想とするお客さまへのアウトプットが実現できる。

松澤同意です。あとはアクタスにいることで自分の成長曲線も維持できる。みんな切磋琢磨しあっているし、そのチームを率いる僕がいつまでも声がかかる存在であり続けるにはどうすべきか。常に突き詰めて考えて研鑽していく。これはプロとしての絶対条件だと思っていますね。

丸山プロの話になりましたね。

松澤うん、やっぱりなりたい最後の姿をきちんと持ってコツコツと積み重ねることができる人はプロだと思うし、そこを持っている人といない人では時間が経つとその差は歴然。

丸山おっしゃるとおりですよね。信念、哲学を持って一生懸命頑張ることは、内面を磨くうえで大事です。それと私がもう一つ大事にしているのは外面的な部分。お客さまやチームの仲間、つまり相手がいる我々の仕事は、相手のメリットになるかどうかが一番大事。

松澤そうそう、そこです。

丸山相手がまだ認知していない潜在的な部分も含め、相手のためになることを考えて実行するのが、外面的な部分でのプロかなと思っています。

松澤うん、相手も人によって違うから、僕は個別に見るように気を付けています。

丸山背景も含めて多面体に見られているんですよね。そういった外面と、そして松澤さんがおっしゃった内面、両面の力を自発的に磨くプロが集まって、チーム自体も磨いていけば、お客さまに提供できるアウトプットはさらに大きくなる。これ、松澤さんもそうですし、アクタス全体が目指していますよね。

松澤わ、僕をきちんと立ててくれて、まさに相手のことを考えてる。素晴らしい。

丸山いやだってここもチームじゃないですか(笑)。

松澤ごめん、これから一緒にサービスを展開していくまさにチームでした(笑)。

対談:圧倒的なプロとは

挑戦と仕組みで新たな価値を提供する人。

松澤今回、丸山さんがM&Aサービスを改めて強化、展開してくれて、アクタスの税務会計、人事労務、システムというリソースを集約すれば、もっと広範囲かつ深いサービスを提供できる。これはお客さまに喜んでいただける付加価値だと。

丸山えぇ、アクタスの力もそうなんですが、私自身が様々な税務を経験した中で、M&Aは自分自身やチームの力を発揮できる分野だと感じたんですよね。

松澤丸山さんがサービスをカットオーバーさせていく姿を局所的だけれど、つぶさに見てきた僕としては、本当にすごいなと思うし、問答無用のプロだと思う。圧倒的な感じを受けました。

丸山ありがとうございます。先日もプロジェクトの相談に乗っていただきましたね。

松澤いやいや。でも丸山さんって次々と新しいところに切り込んで行くでしょ。それってプロの中で抜きん出る条件だと思う。

丸山でも新しいことへの挑戦って恐怖を伴うんです。相手の期待に応えられないんじゃないかって。

松澤わかります。

丸山それでもそこを乗り越えることが大事ですよね。あのメジャーの二刀流のように。

松澤そうですよね。そこはさっきの内面の部分で、あともう一つ思うのは丸山さんは僕も含めて周りを巻き込んでくれた。このサービスがお客さまにとって、社会にとっていかに価値があるかを説いて。

丸山あぁ、それは外面の部分ですね。やっぱり組織を活かすためには、自分が経験した仕事は仕組み化して、チームに落とし込んで、たとえ自分がいなくても再現できる状態にしておくことが必要だと考えたんです。

松澤うん、新しいことにチャレンジして、専門家として培った経験やノウハウ、その力を、次は経営、ビジネスの目線でチームの力に落としていくっていうところですね。

丸山そうです、そうです。

松澤やはり圧倒的なプロって、新たな価値を提供できる人なんだろうな。こう言ってしまうと陳腐に聞こえるけど、そこにはあらゆる力が必要で、お客さまのお困りごとを把握する力だとか、解決方法を考える力、周囲とコミュニケーションを図って、サービスを設計して、それをマネタイズする。それもきちんとアクタスのビジョンに沿ったものにしている。自己満足じゃないプロフェッショナル。

丸山いやでも、松澤さんも私の行動もアクタスが掲げる専門力と人間力に集約されると思うんです。アクタスの先輩方が築き上げてきた専門力と人間力を受け継いでいる。

松澤確かに。それを僕らがもっともっと良くしていかないと。

丸山えぇ。とはいえ、アクタスはまだこの業界で日本一じゃないですからね。

松澤そうそう、まだ通過点に過ぎない。やるべきことはまだまだあるから。

丸山ですね。

対談:圧倒的なプロとは

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